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2025年 10月 2日 小論文の対策
こんにちは!東進ハイスクール2年の真塩です
皆さんそろそろ2次試験の対策や
それに準じたレベルの演習を行なっている季節でしょう。
ここからどれだけ対策できるかが非常に重要です!
そこで今回は自分が通っている慶應義塾大学で出題される
小論文について主観ではありますが対策法を紹介しようと思います。
小論文で評価されるポイント(押さえるべき基本)
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設問把握:問われていることを正確に読み取れているか。条件(字数・形式)を守る。
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論旨の明確さ:主張(結論)が最初から最後まで一貫しているか。
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論理の展開:理由・根拠・具体例が論理的につながっているか。
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文章表現:語彙・文法・接続が適切で読みやすいか。
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時間管理:制限時間内に完成させられるか。
合格するための4ステップ学習法(読む → 考える → 書く → 振り返る)
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読む(インプット)
新聞社説やコラムを日常的に読む。特に論点と根拠の取り方を観察する。基礎語彙(論理語、接続詞、表現)をノート化する。 -
考える(思考の訓練)
小さな問いに対して自分の立場(賛成/反対/条件付き)と理由を3分でまとめる練習。PREP法(Point→Reason→Example→Point)で頭の中を整理する。 -
書く(アウトプット)
初めは「要旨→骨子(見出し)→本文」順で。序論→本論(段落ごとに一主張)→結論の構成を厳守。制限時間を設定して、回数を重ねる。 -
振り返る(自己添削・他者添削)
「主張は明確か?論拠は具体的か?字数は守れているか?」のチェックリストで自己採点。教師や仲間に添削してもらい、改善点をメモして次回に活かす。
具体的な書き方のテンプレ(短く分かりやすく)
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序論(1〜2文):設問に対する自分の立場(結論)を明確に述べる。
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本論(各段落 1 主張+根拠+具体例):
段落1:主要理由1(根拠・データ・事例)段落2:主要理由2(反論想定→反論処理)段落3:現実的な提案や限界の提示 -
結論(1〜2文):序論の結論を再提示し、まとめ+期待や提言で締める。
※接続語は適度に。冗長な言い回しは減らす。
練習スケジュール(例:8週間プラン・週4日程度)
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Week 1–2(基礎固め):論理構成の学習、読解(社説・論説)を毎日1本。
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Week 3–4(要旨化&語彙):短い文章の要旨を100字でまとめる練習。論理語彙を増やす。
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Week 5–6(模擬執筆):時間を測って400〜800字の小論文を週3本。添削を受ける。
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Week 7(弱点補強):添削で出た弱点(論拠の薄さ、時間配分など)を集中改善。
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Week 8(直前調整):本番と同じ時間配分での模試+最終チェックリスト整理。
模擬問題(練習用・字数目安付き)
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意見型(400字):「SNSは現代社会におけるメリットがデメリットを上回る」とあなたはどう考えるか。自分の立場を示し、理由と具体例を挙げよ。
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問題解決型(600字):「地方の人口減少を食い止めるための具体策を、教育・仕事の面から2点提案せよ。」
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要約+論述(500字):「与えられた資料(短文)を要約し、その主張について賛否を述べよ。」
――実際に書いたら、上のテンプレに沿って自己採点してみてください。
採点の目安(自宅添削向けチェックリスト)
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内容(40点):設問への回答が適切で、根拠・具体例があるか。
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構成・論理(30点):序論・本論・結論の一貫性、段落内の論理展開。
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表現(20点):語彙の適切さ、文法、接続。
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独自性(10点):視点の新しさ、具体的な提案や具体例の新鮮さ。
よくあるミスとその直し方(短く)
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主張が曖昧 → 序論で「結論」を必ず明示。
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根拠が抽象的 → 数字や具体事例を必ず入れる。
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結論で新しい話を出す → 結論は総括+簡単な提言に留める。
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時間不足で未完成 → 時間配分練習を繰り返す(下記参照)。
時間配分の一例(80分の場合):設問把握10分/下書き15分/本文執筆45分/見直し10分。
試験当日の持ち物・最終チェック
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筆記用具(替えのペン)・受験票・時計(ただし携帯不可の試験あり)
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最低限の時間配分を頭に入れておく(見直し時間を必ず確保)
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字数・段落数の目安を意識して書く
最後に
小論文は「考える力」と「伝える力」を同時に問う試験です。回数を重ねることで確実に伸びます。毎回、書いた分だけ確かな成長が返ってきます。焦らず、着実にあなたの合格をサポートします!
担任助手 真塩 恵太
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